遠くて近かった、アフリカ!

きのうもお知らせしていた通り、NICOから歩いてすぐのらいとぴあ21で本日「遠くて近い!AFRIKA」が開催されました。

NICOもお店を閉めてから、出店で参加してきました。

開場してすぐの時間は、こども向けのプログラムが会場内のいたるところで行われていて、おとなでも目移りしてわくわくする空気。

マサイの戦士(といっても、本物ではなく手づくり等身大バルーン)とジャンプ比べや視力対決ができるコーナーや、アフリカの民族衣装を着て記念撮影できるコーナーがあったり、段ボールで工作できる手づくりサファリコーナーがあったりと、盛りだくさんでした。

こどもたちの反応もさまざまで、静かに工作やお絵かきをしてる黙々系の子がいたと思えば、次から次に違うことしてる子がいたり、なんでかしらんけどでっかい声で叫んでる子がいたり(笑)

いろんな表現の仕方でそれぞれテンションあがってました。

↓これは鷲なんですって。写真撮るよって言ったら、羽のつもりで両手をパタパタしてて、めっちゃかわいかった!

で、NICOは過去のカンボジア料理・ブラジル料理に引き続き、またまた「食べたことない国の料理シリーズ」ケニア編で出店しました。

食べたことない、でも食べてみたい。なので作ろう!という無茶な作戦ですが、今回も出来は上々。

というか、食べたことないから本場の味に近づけようもなく、食べておいしいと思う味に仕上げてるからなんですけどね。

お客さんの反応もよかったです。

聞くところによると、ケニア料理はインドからの影響が強く、そのせいかスパイスを使った料理も多いようです。

いろいろ調べて作った今回の料理もインド料理と言われると、そうかもと思うくらい私たち日本人の舌にも馴染みやすい味でした。

↓こちらが今回作ったケニアセット、400円也。

メニューは、マッシュポテトのようなもの(でもほうれん草が入ってて、それがちょっと不思議な感じ)、牛肉のトマトシチュー、ココナッツミルクのピラフ。

ココナッツミルクピラフはうまくできるか昨日の夜からドキドキしてましたが、作ってみたらなんの抵抗もなく食べられる料理でした。

鶏肉、にんじん、玉葱、レンズ豆、トマト、スパイス(どっさり)をココナッツミルクで炊くだけで、味付けは塩こしょうだけ。

わかりやすく言うと、ココナッツカレーをごはんで炊いたようなものでした。

そりゃおいしいわー。

でも、いままでココナッツミルクでごはんを炊くなんて発想なかったからおもしろかったです。また作りたいな。

イベント自体はこどもコーナーが終わったあと、アフリカ打楽器グループによる演奏があったのち、

近藤ヒロミさんのうっとりするようなやさしいムビラの演奏がありました。

ポロポロとすごくシンプルで単純な音の楽器やのに、だからこそ?すごーーく深い音。ヒロミさんのあったかい人柄が音に乗って伝わってくるようでした。

音とともに美しいケニアの風景やこどもたちの写真に見とれてたら、心はびゅーんとアフリカに。

遠くて近いって、こういう意味やったん?!

そして最後は早川千晶さんのお話。

20年以上まえにケニアに移住された早川さんから、ケニア最大のスラムで起こっている悲しい現実、貧しいけどそれでも明るく力強い住人さんたちのお話を聞きました。

あらためて、私ってアフリカのことなにも知らなかったなぁと気づきました。

「貧しい」「後進国」なんてイメージがあるけど、それってどんな基準?どこからみた基準なんやろう?と考えさせられました。

「お金がない=貧しい」の単純な図式じゃない、豊かさがそこにあるんやなぁと思いました。

お金がないことは切実な問題であるということは前提としてあったうえで。

それでも、こころから信頼できて助け合える仲間がすぐそばにたくさんいたら、それってすごく幸せな気がします。

さらに、当たり前に助け合えるこころって、すごく豊かなことと思う。

私のなかの価値観とか、幸せの基準とかを見つめなおす良い機会になったなーと思います。

すごく楽しかったし、おもしろかったです。

 

で、なによりもケニア!行ってみたい!

行ける日を楽しみに、またケニア料理研究しよーっと。