お店がお休みだったきのう、加古川食肉センターの見学に行きました。
食肉センターとは、牛さんが牛肉になるところです。
まえに屠畜のドキュメンタリーを見て以来、ずっと行ってみたいと思っていて、今回職場のメンバーと行く機会に恵まれたのです。
たぶん、たくさんのひとが屠畜と聞くと、反射的に「こわい」というイメージを抱くんじゃないでしょうか。
私も少なからずそういうところがあって、職人さんたちは日々現場でどういうふうに気持ちの折り合いをつけてるんやろう、と気になってました。
でも、実際に現場を見てみて、働いていたひとの話を聞いて、ぜんぜん間違ってた!ということに気付きました。
お肉を食べる以上、屠畜に「こわい」も「かわいそう」もない。
あたりまえやけど職人さんたちはプライドもって、仕事をしてる。
作業場のすぐ横の畜魂碑。
ここのまえで職人さんは「ごめんね」じゃなく、「ありがとう」って手を合わせるねん、と教えてもらいました。
命をいただいたことへ、罪悪感の「ごめんね」じゃなく、感謝の「ありがとう」。
この違いってめっちゃ大きいとおもう。
私もいつのまにか罪悪感をもってて、「ごめんね」って思ってたんやとおもう。
でも、その罪悪感は矛盾してる。
だって、食べるし。
お肉は食べんでも生きていけるかもしれへんけど、「いのちを食べる」ってことは植物も同じや。
そうなんやったら、「ありがとう」って感謝しておいしく食べたい。
食べることって、「ありがとう」やねんなぁ、ほんまに。
すごい職人さんを見て、刺激も受けたし、ほんまにいっぱい勉強になりました。
まだまだ分かってないこと、知らないことが食の世界もいーーっぱいあるんやなぁと思ったら、
わくわくします!
ちょっと遠いけど、加古川の食肉センターは一般見学を受け入れてはるので、
興味があるひとは行ってみてくださいね。