「恵まれた」職場

きのうのですが。

おひさしぶりの日替わりランチ写真です。

まいにち作っていますよ。

きのうのメインおかずは「焼き厚揚げの豆乳ゴマみそソース」。

豆乳なんだかゴマなんだか味噌なんだか。

まあ、ぜんぶです。

このソースも味見しながら目分量で作ったので二度と同じ味にはならないかもしれませんが、

また何度か作るうちに舌が覚えていくはず。

 

ちなみにきょうは「レンコンと鶏肉のお焼き風、コチュジャン醤油」でした。

粗めにすりおろしたレンコンと鶏ひき肉を混ぜてごま油で焼いてお焼き風にしたものです。

もちっとしたハンバーグみたいなかんじに仕上がって、胃に優しそう。

最後までおからを混ぜるか迷ったけど、さいきんいろいろ混ぜすぎる傾向にあるので、ぐっと我慢しました。

いま思ったら、たぶんおから入れたら味がぼやけてたな。

 

日々開発。実験。

新しい味を探すのは楽しいです。

 

というかんじで毎日楽しくお店で働いていますが。。

さいきん、某居酒屋チェーン社員のかたの過労自殺がニュースになっていますね。

かなしい気持ちになります。

昔働いていた居酒屋やレストランでは、社員さんは朝から深夜まで働くのが普通でした。

休みも週に1日だけとか当たり前で、私も料理人として仕事をするなら、それがふつうと思ってました。

幸いなことにいまNICOはそんな労働環境にありませんが、ずっとそれってじぶんがラッキーと思ってたなぁと、このニュースで気付きました。

たしかに、一日お店で働きっぱなしの人と比べればラッキーなことかもしれへんけど、

きちんと休める時間があることがラッキーなのではなくて、そんなひどい労働条件で働くのが当たり前なのがおかしいんよな、と。

 

その過酷な職場で働く人がいてこそ安くなる価格設定なわけで、それってなんか違う気がする。

もっと違うやりかたで商売を成り立たせる社会がいいなと思います。

 

「たのしい」とか「やりがい」とか、そんなことを日々感じながら働けてるのは、飲食業界に限らず、恵まれてる環境なのかもしれませんね。

 

と、いろんなことを感じたのでした。